ザグレブの地震


3/22、朝6時ごろクロアチアでマグニチュード5、3の地震が起こりました。スロベニアでも地震を感じた人は多いですが、私は全く気づかずニュースで知った次第です。

被害が大きいのは首都ザグレブの旧市街。古い建物がダメージを受けています。大聖堂の塔も崩れてしまったようで、このような地震は、1880年の地震以来およそ140年ぶりなのだとか。ちなみにその19世紀の地震の時も大聖堂は壊れてしまったそうです。

赤いところが地震が起きた場所です。スロベニアでもわずかですが地震があったエリアがあります。
赤いところが地震が起きた場所です。スロベニアでもわずかですが地震があったエリアがあります。

この地震でけが人は17人で、15歳の女の子が深刻な状況にいる状態で、死者は出ていません。崩壊した建物はおよそ600となり、コロナウイルスで国境封鎖、経済の打撃が予想される中、地震がさらなる追い討ちを書ける状態となってしまいました。

 

ザグレブ中心から北へ10キロメートルの場所で地震が起こったそうですが、ザグレブ北東部の方も被害は深刻なようです。

朝の地震の後も余震が続き、もしかすると余震が続く可能性もあるそう。クロアチアの警察、消防士、軍隊が救援にあたっています。

 

Foto Damir Sencar/Afp
Foto Damir Sencar/Afp
 FOTO: Damir Sencar/Afp
FOTO: Damir Sencar/Afp
FOTO: Denis Lovrovic/Afp
FOTO: Denis Lovrovic/Afp

ザグレブ大聖堂の、向かって右側、南の塔は10〜12メートル折れてしまっています。1217年に建てられた大聖堂はこれまでなんども修理、工事がなされたようですが、現在は1880年の地震で壊れた部分を修復中のところまた地震が起きて壊れてしまいました。

 

スロベニアにあるクロアチア国境近くの村、Dobova(ドボヴァ)ではしっかり地震を感知した方が多く、床が揺れて棚が倒れてきた、という体験をされた方がいました。またその周辺のBrežice(ブレジッツェ)でも地震を感じたそうですが、大きな被害はなかったそうです。しかし、オーストリアから原子力発電所を閉鎖するよう呼びかけられています。

 

スロベニアはKrško(クルシュコ)という場所に原子力発電所があります。クロアチアの国境近くに立っている発電所で、実はこの電力はクロアチアにも供給されているのです。この地震による被害はなく、問題なく稼働しているという発表がありましたが、オーストリア側の主張としては、今回はよかったけど次はどうなるか?という主張です。

 

ちなみにスロベニアでは1998年、マグニチュード5,6の大きな地震がポソチェというソチャ川の近くでありましたし、東部のコズイェという場所でも1974年にマグニチュード5.1の大きな地震があり、5320もの建物が壊れてしまったそうです。

 

日本ほど頻繁ではないものの、地震が全くないわけではないスロベニア。建物の耐震強度は日本に比べたら弱いでしょうし、震源地近くに唯一の原子力発電所があります。今後の対応も真剣に考えなければいけませんね。

 

しかし今は、余震が続かずザグレブの方を始め、早く元どおりの生活ができることを祈るばかりです。

 

 

参照元:Delo